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アオモジ
- 分類
- くすのき科
- 場所
- 手洗林道
- 見頃
- 3月~4月頃
つぼみの頃「ミノハナ」と呼ばれ、よく墓前に飾られる。幹に強い芳香があり、爪楊枝や香水の材料となっている。雄雌異株の落葉高木で、幹や枝は緑色を帯びている。この木は、霧島では、めっきり数が減っている。
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アケビ
- 分類
- あけび科
- 場所
- 千里が滝の下流渓谷
- 見頃
- 4月頃に花 10月頃に実
落葉のつる植物。葉の間に青紫色の美しい花が房状に垂れ下がって咲く。実は秋に熟し、縦に開く。中身は、甘い半透明な果肉につつまれた黒い種子。
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イワニガナ(ヒメジシバリ)
- 分類
- きく科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月~7月頃
ルーペで花弁の先を見ると5つの小さな切れ込みがあり、これはタンポポの仲間の特徴。このような花は、茎や葉を切ると白い乳液のような汁が出る。
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ウマノアシガタ(キンポウゲ)
- 分類
- きんぽうげ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月末~6月中旬頃
ウマノアシガタよりキンポウゲの方が馴染みがある。霧島では、初夏の頃に光沢のある黄色い花びらが群れて咲く。毒草だが人々に親しまれている。
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エビネ
- 分類
- らん科
- 見頃
- 5月頃
昭和40年代の中頃までは、エビネの群生地に出会うことが度々あったが、エビネのブームにより日本中の山からエビネが消えた。霧島でも、時々見かける程度。花の柄がぐるっとねじれているのがラン科の特徴だが、エビネの花の柄もねじれて半回転している。
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オオカメノキ(ムシカリ)
- 分類
- すいかずら科
- 場所
- えびの高原一帯・韓国岳登山道周辺
- 見頃
- 4月~5月頃に花 秋に実
落葉の低木。花は、周りに白い大きな装飾花、中心に小さな両性花が多数ある。枝から出た数cmの枝先に、長さ10cmぐらいのハート形の葉が2枚ずつある。
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オオニガナ
- 分類
- きく科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月中旬~6月頃
霧島の5月の野辺は色々な草花が登場するが、オオニガナもキンポウゲと同じ頃に、登場する。本種よりやや小型のニガナは山中に多い。
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オガタマノキ
- 分類
- もくれん科
- 場所
- 霧島神宮境内
- 見頃
- 2月中旬~3月中旬頃に花 10月頃に実
オガタマは神霊を招く意味の招霊(おきたま)が転じたものとされている。寒さの厳しい2月中頃から白い花を咲かす。葉は厚く、表は光沢が有り、裏はやや白っぽい。
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オトコヨウゾメ
- 分類
- すいかずら科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月中頃に花 秋に実
落葉する低木。この木の仲間にはガマズミやオオカメノキがあるが、花も実も垂れ下がるという特徴を持っている。かすかに紅を帯びた小さな花には優しさが感じられる。
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カキドオシ(カントリソウ)
- 分類
- しそ科
- 場所
- 霧島神宮付近
- 見頃
- 4月頃
花の頃は茎は立っていたが、花が終わると倒れつる状になって地面を這う。長く伸びた茎が垣根も通り越すのでこの名が付けられた。薬草としても利用される。
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カナクギノキ
- 分類
- くすのき科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月~5月頃に花 10月頃に実
落葉小高木で霧島全山でみられる。花は黄色のつぼ形で枝の先端にびっしりと着ける。晩秋には赤く熟した実が美しい。名前の由来は「鹿の子木」から転じたものといわれている。
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カマツカ
- 分類
- ばら科
- 場所
- 高千穂河原~新湯
- 見頃
- 5月中旬~6月初め頃に花 秋に実
落葉の小高木。春に、枝先に白い10数個の小花が集まって咲く。葉の縁には、微細な鋭い鋸歯がある。名前の通り、鎌などの柄に利用されてきた。
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キブシ
- 分類
- きぶし科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 3月下旬~4月中旬頃
落葉する低木。この花の特徴は、淡黄色の花が房状に垂れ下がり、鈴形で半開の状態で咲くことである。葉は、裏が白っぽい。
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キリシマエビネ
- 分類
- らん科
- 見頃
- 5月頃
このキリシマエビネは、エビネの基本種の一つ。霧島で最初に発見されたので、この名前がついたのだが、今では霧島でこの花を見つけるのは、とても難しい。白~淡紫色の花が半開きで下を向いて咲くのが特徴。
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キリシマテンナンショウ(ヒメテンナンショウ)
- 分類
- さといも科
- 場所
- 高千穂河原付近
- 見頃
- 5月~6月中頃
高千穂河原付近の山林中の日陰に多い。ほぼ地面付近から紫色の花が咲く。高さは20cmぐらい。葉が枯れた後に、実がなる。
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キリシマミズキ
- 分類
- まんさく科
- 場所
- えびの高原
- 見頃
- 4月中頃~5月中頃
春の霧島を代表する花。九州では、霧島でしか見られない。黄色の花が房状にまとまって咲き、かすかな芳香もある。
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キリシマミツバツツジ
- 分類
- つつじ科
- 場所
- 新湯~新燃岳登山道
- 見頃
- 4月末~5月中旬頃
落葉の低木。ミヤマキリシマより少し先に花が咲く。枝先に3枚ずつ、ひし形の葉がついている。コバノミツバツツジとよく似ているが、コバノミツバツツジは、花弁に濃い斑点があるが、キリシマミツバツツジには斑点がない。
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ギンリョウソウ
- 分類
- いちやくそう科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月中頃~6月頃が最も多い
腐生植物で、葉緑体を持たず、体全体が真っ白。白蝋のような光沢と、タツノオトシゴに似た形を竜に見立てて銀竜草の名前がついた。また、体全体が淡紅色のベニバナギンリョウソウもある。これは、少なくて珍しい。
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クサボケ
- 分類
- ばら科
- 場所
- 中岳登山道
- 見頃
- 4月に花 8月~9月頃に実
鹿児島県では唯一霧島のみが生育地。特に中岳登山道一帯には多い。高さ30cmほどの落葉の低木。大方、ミヤマキリシマと混生する。春先に朱色の花をつける。果実は、黄色くて直径2cm程の大きさ。かじると酸っぱい。
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コイワカガミ
- 分類
- いわうめ科
- 見頃
- 5月中頃~6月中旬頃
高山性の多年草。薄紅色の花弁の先は、細かく切れ込まれている。葉は、円形で直径4cmほど。葉の表面の光沢が強く、鏡のようだということでこの名前がついた。
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コイワカンスゲ
- 分類
- かやつりぐさ科
- 場所
- 霧島全山山頂付近
- 見頃
- 5月頃に穂
霧島全山の山頂付近の岩場に密生している。特に、馬の背を越えた辺りの斜面は、築庭を思わせるような素晴らしい景観が広がる。春には、一斉に茶褐色の穂を出す。
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コショウノキ
- 分類
- じんちょうげ科
- 場所
- 高千穂河原付近
- 見頃
- 3月頃
高さ1m弱の低木、早々と花が咲き、芳香があり純白である。また、花の外側に微細な毛がある。真っ赤に熟した実をかむと辛いので「胡椒の木」というが、有毒なので要注意。
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コツクバネウツギ
- 分類
- すいかずら科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月下旬~6月中旬頃
高さ1~2mの落葉の低木。長さ1~2cmの葉が対生し、初夏に淡黄色~白色の花が咲く。鹿の好物らしく、よく食べられている。
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コバノガマズミ
- 分類
- すいかずら科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月頃に花 9月~11月頃に実
落葉の低木。葉柄の付け根付近に線形の短い托葉があることで、似ている仲間と区別できる。霧島山一帯で見られる落葉の低木で、葉の小さいガマズミという意味である。
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コバノトネリコ
- 分類
- もくせい科
- 場所
- 大浪池山頂付近
- 見頃
- 5月中頃
落葉小高木。春に小さな白い花を密生する。大浪池山頂付近に多い。別名をアオダモという。野球のバットやテニスのラケットの枠として利用され、プロ野球選手もこの木の植樹に協力している。
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コバノミツバツツジ
- 分類
- つつじ科
- 場所
- 新燃岳登山道・大浪池登山道
- 見頃
- 5月上旬~中旬頃
落葉の低木。キリシマミツバツツジ同様、葉は枝先に3枚つく。花の時期も同じで、花弁の一枚に斑点があることで区別をするので、遠くから見ると区別がつかない。
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コミヤマスミレ
- 分類
- すみれ科
- 場所
- 御池付近
- 見頃
- 5月頃
春に白い小さな花をつけるが、花についているがく片が反り返るという特徴がある。また根から芽を出して増えるという性質もある。葉の裏は紫色で、フモトスミレと同じだが、コミヤマスミレには葉の表面や花柄に毛がある。
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サクラソウ
- 分類
- さくらそう科
- 場所
- 霧島山系一部
- 見頃
- 4月下旬~5月頃
花のつくりが、雌しべが雄しべより長いものと短いものの二つのタイプがあり、二型花と呼んでいる。4月の下旬頃にかわいい花をつける。
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サツマイナモリ(キダチイナモリ)
- 分類
- あかね科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 3月~4月頃
高さ15センチくらいの常緑の多年草で、湿った岩場などによく群生する。茎には短い毛があり、下部は地をはっている。先が5つに分かれた筒状の白い花が咲く。
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サルメンエビネ
- 分類
- らん科
- 見頃
- 5月中旬~下旬頃
花をサルの顔に見立ててこの名前がついたらしい。霧島のような高所にしか見られない。県内での産地は、霧島以外知られているのは数箇所で、かなり限られている。
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サワフタギ
- 分類
- はいのき科
- 見頃
- 5月下旬~6月頃
高さ2~3mの落葉低木。よく似ているタンナサワフタギの葉より、葉の縁の鋸歯が低く、葉の先端は尖っていない。また本種の実は瑠璃色に熟すのに対し、タンナサワフタギは黒熟する。
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シキミ
- 分類
- もくれん科
- 場所
- 新燃岳登山口付近・丸尾付近
- 見頃
- 3月下旬~4月頃 秋に実
常緑で、葉に強い光沢があり、よく茂る。果実に猛毒があるため、「悪しき実」からやがてシキミと呼ばれるようになったらしい。
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シャガ
- 分類
- あやめ科
- 場所
- 霧島神宮
- 見頃
- 4月頃
沢ぞいの少しうす暗い所に生える。光沢のある葉は常緑で冬でも枯れない。横に伸びる長い根で増え群生することが多い。
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シロモジ
- 分類
- くすのき科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 3月~4月頃に花 9月頃に実
4月頃、葉よりも先に黄色い花を枝の各所にまとめたようにつける。また、秋の実の大きさは、1cmぐらい。昔はこの実から油を採って灯火に使ったらしい。
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セッコク
- 分類
- らん科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月中旬~6月初め頃
赤松の樹幹に着生している。茎は直径4mmほどの円柱形で節があり、高さ20cmほどになる。花は葉の落ちた茎の先に咲き、色は純白か薄ピンクで芳香がある。
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タチツボスミレ
- 分類
- すみれ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 3月~5月頃
人家周辺から山地まで、ごく普通に見られる。花や葉の付け根に櫛の歯状に切れ込んだ托葉があるのが特徴。坪は庭という意味で「坪スミレ=庭に咲くスミレ」から名前がつけられた。
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タツナミソウ
- 分類
- しそ科
- 見頃
- 5月頃
よく似たコバノタツナミは、県内各地でよく見られるが、本種は主として霧島方面に分布するのみ。コバノタツナミは茎の途中で枝分かれをするが、タツナミソウは、1本の茎に、2列に並んだ花が全て同じ方向を向いて咲く。この様を押し寄せる波頭に見立てて立波草と呼ぶらしい。
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ツクシショウジョウバカマ
- 分類
- ゆり科
- 場所
- 高千穂河原周辺の谷沿い・千里が滝・韓国岳登山道
- 見頃
- 3月中旬~4月上旬頃
湿った岩場のような所によく生えている。長めの葉は、根元から放射状に生え、茎は10~20cm程の高さ、先端に白色~うす紅色の花が咲く。
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ツクシヒトツバテンナンショウ
- 分類
- さといも科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月~6月上旬に花 秋に実
花の外側に仏炎苞という筒型のカバーのようなものをつけている。この中には、雄花や雌花が包まれていて、その花序の上の部分は棍棒状になっている。この花によく似ているマムシグサは、その棍棒がやや太く、この花のは極めて細い。
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ツクシヤブウツギ
- 分類
- すいかずら科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月中旬~6月頃に花
本種の名前のツクシは、筑紫=九州で「九州に産する」という意味。高さ2~3mの落葉の低木で、名前の通りヤブをつくる。花は、最初白色でやがて紅色に変化する。
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ツボスミレ
- 分類
- すみれ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月~5月頃
この花は、托葉があまり裂けておらず、花が白く紫色の筋が入っている。そして、日陰の湿った場所に多いせいか、全体的にきゃしゃな感じがする。
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ツルキジムシロ
- 分類
- ばら科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月~5月頃
霧島全山に多く、4月頃から黄色い花が目立ち始める。地上茎の基部からつるを出し、その先から根や新たな茎を出して増えていく。
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ナガバノモミジイチゴ
- 分類
- ばら科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月に花 5月~6月頃に実
高さ1~2mぐらいの落葉低木。茎にはトゲが多く、葉の間から2~3cm程の白い花が垂れ下がって咲く。実は黄だいだい色に熟す。甘くておいしい。
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ニガイチゴ
- 分類
- ばら科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月~6月頃
高さ30~40cmぐらいの落葉の低木。花は白く、直径1cm程。赤く熟した実は、見るからに美味しそうだが、種子に苦味があるためニガイチゴという。花が終わるとすぐに実が赤く熟すので、ゴガツイチゴともいう。
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ノカイドウ
- 分類
- ばら科
- 場所
- えびの高原
- 見頃
- 5月上旬~中旬
霧島だけにあるという珍しい植物。真っ白い満開の花も美しいけれど、ピンクのつぼみと白い花が交じる三部咲きも見どころである。大正12年に国の天然記念物に指定され、霧島が日本に誇る名花。
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ハイノキ
- 分類
- はいのき科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月~6月初め頃
常緑小高木。霧島全山で見られ林内の日陰に多い。初夏の盛花期には白い花がびっしりと着き葉に雪が積っているように見える。
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ハルリンドウ
- 分類
- りんどう科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 3月下旬~6月中旬頃
霧島山の草花のうち、春一番に咲く花の一つ。高さ10cmほどで、花は茎の先に1つ咲く。色は濃い青紫色~うす青紫まで幅広い。純白もある。
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ヒカゲツツジ
- 分類
- つつじ科
- 場所
- 韓国岳中腹・山頂・火口壁
- 見頃
- 4月下旬~5月中旬頃
高さ1m以下の常緑の低木。大方、溶岩の岩場にはいつくばるように根をはっている。薄黄色の花が咲く。
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ヒメウズ
- 分類
- きんぽうげ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月~5月頃
多年生の小さな草本。高さは15~30cmぐらいで、春先に白い小さな花が咲く。葉は、根元から多く出し3つの小葉に分かれている。
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ヒメハギ
- 分類
- ひめはぎ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月~6月頃頃
多年草で、高さは10cm程。だが、花が開いた後、急に伸びて20cm程になる。紫色の花弁に見えるのはがく片で、そのうち2枚は特に目立つ。
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ヒメバライチゴ
- 分類
- ばら科
- 見頃
- 5月頃に花 6月に実
平地の山地に多く高所には少ない。登山道脇でもよく目にするが、群生することもある。春に咲いた花は初夏には真っ赤な実を着ける。
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ヒメミヤマスミレ
- 分類
- すみれ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月~6月頃
フモトスミレの亜種で、この2つを区別するには、葉を見ること。葉は、基本的にハート形で葉柄との接点に近いところが大きくえぐれている。葉の裏が緑色である。
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フキ
- 分類
- きく科
- 見頃
- 2月頃につぼみ 3月頃に花
フキの花の芽だちをフキノトウというが、そのフキノトウから白いつぼみが顔を出し、やがてフキの花が咲く。黄色い花の雄株はすぐ枯れ、白い雌株の花が春の最中まで残る。
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フクジュソウ
- 分類
- きんぽうげ科
- 見頃
- 2月末~4月上旬頃
福寿草の字の縁起をかついで古来めでたいものとされ、正月の飾りによく用いられる。日本全国に分布する多年草だが、鹿児島県では、霧島のごく一部に限られている。
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フモトスミレ
- 分類
- すみれ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月~5月頃
高さは数cmで小さく、葉も1cmほど。ハート形である。葉の色は、深い緑色で裏は紫色。花は、白~紅紫色で、直径1cmぐらい。
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ホウチャクソウ
- 分類
- ゆり科
- 場所
- 霧島山の湿ったような所・登山道脇
- 見頃
- 5月頃
高さ15~50cmぐらいの多年草。花は長さ2cmほどの筒形で、茎の先に1つ垂れ下がって咲く。花が終わるとすぐに実をつけ、緑からやがて黒に熟す。
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ホオノキ
- 分類
- もくれん科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月中頃
落葉の高木で30mにも達する。大きな葉には芳香があり朴葉味噌など料理などにも利用される。花も直径15~20cmと大きい。
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マイヅルソウ
- 分類
- ゆり科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月~6月頃に花 秋に実
白い小さな花を咲かす多年草。葉は、長さ3~5cmで光沢がありハート形。葉脈もきれいな曲線を描く。その線が鶴が羽を広げた形に見えるということで、この名がついた。晩秋には、真っ赤で光沢のある実がなる。
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マンサク
- 分類
- まんさく科
- 場所
- 大浪池
- 見頃
- 2月下旬~4月上旬頃
真っ先に咲くからマンサクというらしいが、一足先に霧島に春を告げる花である。黄金色のちぢれた長い花弁の花が咲く。
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ミズキ
- 分類
- みずき科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月中旬~6月中旬頃
落葉小高木で山地に多い。水平に広がった枝は階段状に層をつくり5月中旬頃に白い花を咲かせる。春に枝を切ると樹液がしたたり落ちることから「水木」と呼ばれるようになった。
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ミツバアケビ
- 分類
- あけび科
- 場所
- 湯之野付近
- 見頃
- 4月~5月頃に花 9月~10月頃に実
落葉のつる植物。アケビより小さい房状の花で、色は黒紫色。葉が3枚ずつ付くのでミツバアケビという。実は種子を気にせず、果肉ごと食べる。
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ミヤマガマズミ
- 分類
- すいかずら科
- 場所
- 池巡りコース
- 見頃
- 5月中頃に花 秋に実
ミヤマガマズミは、コバノガマズミより比較的少ない。池巡りコースで、見ることができる。葉は、普通のガマズミより大きく、先が尖っていて、葉の裏にほとんど毛がないのが特徴。
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ミヤマキリシマ
- 分類
- つつじ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月下旬~6月頃
葉が幅5mm、長さ15mmぐらいと、小さいのが特徴。5~6月に茎の先端に3~5個の紅紫色の花が咲く。満開の時期は、霧島全山が紅紫色に染まる。
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ミヤマザクラ
- 分類
- ばら科
- 場所
- 新湯展望所付近・湯之野・六観音御池周辺・霧島スカイラインの道路脇
- 見頃
- 5月初め~中頃
深山に生える桜なので、ミヤマザクラという。花のつき方が変わっていて、まとまってつくのが特徴。遠くから見ると、桜という感じがしない。
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ミヤマシキミ
- 分類
- みかん科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月頃に花 10月~11月頃に実
林内に生育する常緑の低木。春先に白い花(円錐形)を着ける。光沢のある葉がシキミに似ており、深山に生えることから名前がつけられた。晩秋には真っ赤に熟した実を着ける。
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ムベ
- 分類
- あけび科
- 場所
- 野之湯・新湯温泉・林田温泉付近
- 見頃
- 5月初め頃 10月頃に実
常緑のつる性大低木。果実は、アケビより丸っこくて、熟しても開かない。実は食べると甘い。ムベの実はよく知られているのに、花を知っている人は意外と少ない。
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ヤブツバキ
- 分類
- つばき科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 1月中頃~5月頃まで花 夏から秋に実
常緑広葉樹林帯を構成する代表種の一つ。葉は厚く、強い光沢があり、樹皮は白っぽくつるつるしている。花は、半分筒状のままで完全に開き切らない。
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ヤブデマリ
- 分類
- すいかずら科
- 場所
- 御池周辺
- 見頃
- 5月頃に花 9月~10月頃に実
霧島でも鹿児島県側には少なく宮崎県側でみかける落葉低木。葉は同じ仲間(スイカズラ科)のガマズミ、オトコヨウゾメに似るが花には白い装飾花を有しているので区別ができる。
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ヤマザクラ
- 分類
- ばら科
- 場所
- 高千穂河原
- 見頃
- 4月~5月上旬頃
花見でよく知られるソメイヨシノは、葉よりも先に花をつけるのだが、こちらは花と葉が一緒に出るのが特徴。
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ヤマツツジ
- 分類
- つつじ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 4月中頃~5月頃
低地から高地まで広い範囲に生育している。野生では、ごく普通のツツジ。春の野山や、崖などを赤やピンクに彩るのがこのツツジで、花は直径4~5cmである。
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ヤマブキ
- 分類
- ばら科
- 場所
- 霧島神宮
- 見頃
- 4月に黄色い花
霧島のヤマブキは自生ではないが、今では森の縁に野生化してきている。深みのある黄色の花を枝の先につける。「山吹」の名は枝が風によく揺れることに由来するらしい。
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ヤマフジ
- 分類
- まめ科
- 場所
- 霧島山一帯
- 見頃
- 5月中頃
春の霧島の谷沿いのほとんどが、薄紫色の房状の花をつけたヤマフジの花で覆われる。茎は、園芸品の台木に使われる。ヤマフジの茎は左回りに巻き、フジは右巻きである。
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ヤマヤナギ
- 分類
- やなぎ科
- 見頃
- 4月頃
つぼみが大きく膨らみ、やがてはじけるようにして柔らかい毛に包まれた花が咲く。そして、雄しべの黄色の花粉が目立つようになる。葉には鋸歯があり、下面は白っぽい。